-
20年前の8.6(ハチロク)水害。
今日は、広島の原爆記念日でした。
広島では、記念式典がおこなわれました。
一方、鹿児島市では、
8.6(ハチロク)水害の日に合わせて、
20年目の記念イベントが行われました。
20年前の8月6日に、
100年に一度といわれる大雨に見舞われました。
甲突川が氾濫しました。
市内を流れる甲突川が氾濫して、
市内の幹線道路をはじめ道路が全て濁流となり、
甚大の被害が出ました。
建物も1階部分から地下部分は、
冠水し、地下にある多くの店は、
廃業や1ヶ月近く営業が出来なかったのです。
-
雨水がロビーに押し寄せました。
私は、当時、甲突川近くのホテルに勤務していました。
当日は大雨で、夕方からの雨水は、
ホテル玄関からロビーに押し寄せてきました。
最初は土のうを積んで対処しましたが、
雨水は、土のうを超えてきました。
ロビーの地下1階には、
サウナ施設と地下2階には機械室があります。
そこでとっさに、
サウナ室にあった外来のお客様用の、
スチール製の下駄箱でバリケードを作り、
何とか地下への流入を防ぎました。
その後、長い間、水が引きませんでした。
2階にある宴会場は、
ホテルのお客様や近所の方や、
逃げ遅れた通行人の避難所にしました。
冠水を免れて災害景気に沸きました。
水は、明け方近くになって引き始めました。
翌日は、従業員総出で、
ロビーの泥水を流して、掃除をしました。
高台にあるホテル以外のホテルは、
地下まで冠水して営業できない状態でした。
冠水を免れた私たちは、
その後しばらく、満室が続き、
災害景気に沸きました。
私は、ホテルは守りましたが、
買ったばかりの新車を、
雨水に冠水してダメにしました。
ゲリラ豪雨には注意が必要です。
今日は、水害20年目ということもあり、
地元テレビのニュースで当時の映像が流れていますので、
つい、懐かしくなり、
長い水害レポートになってしまいました。
最近の都市部のゲリラ豪雨は、
8.6水害と同じような状況が、
発生する可能性も充分あります。
今後の急激な降雨には、
十分に気をつけて欲しいものです。
コメント